『コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店』を読んだらツギさんに会えた【レビュー】

コンビニの店長と聞いて皆さんはどんな人を思い浮かべるでしょうか。

今回紹介する本は町田そのこさんの『コンビニ兄弟』です。

この本はとてつもないインパクトのあるコンビニの店長と、コンビニで出会う色んな人との日常を描いた物語です。

Amazon.co.jp: コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店― (新潮文庫nex) : 町田 そのこ: 本
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どんな本?

本の具体的な内容に触れる前に簡単な特徴をざっくりお伝えしておきます。

  • いつ読みたいか
  • 読むのにかかった時間
  • こんな人におすすめ

いつ読みたいか

僕は朝読みたいか、夜読みたいかで言えば朝に読みたいと感じました。

少しほっこりするような内容に加えて、どこか元気のもらえるエネルギッシュさを兼ね備えていると感じたからです。

読むのにかかった時間

大体4時間で読み終えました。

物語全体は繋がっているけど、途中で数回視点が変わる短編集のようになっていて飽きにくいと思います。

青山美智子さんの『お探しものは、図書室まで』に近い感じです。

視点は中学生から主婦、シニア世代まで幅広く読み終えるまで新鮮な視点が続き、マジで飽きにくいです。

知らない言葉も少なく読みやすいため読書始めたばかりの人にもかなりおすすめ出来ます。

こんな人におすすめ

意外と幅広い気分に対応した本だと思いますが、あえて言うなら疲れた人や頑張りたいという気分の人におすすめです。

コンビニという場所が休憩場所、心のよりどころとして描写されていて読んでいるだけで肩の力が少しづつ抜けていくと思います。

希望ややる気に満ちた登場人物が多く、気持ちが引っ張られるところがあると感じたので、読み終えたときにはちょっとした情熱を手に入れられることでしょう。

物語の概要

北九州が舞台で、とあるコンビニ店長とそこで働くバイトやお客さんとのやりとりを切り取った日常を描いています。

物語が進んでいくに連れて明らかになっていくとある秘密が面白さを加速させていると感じました。

魅力1 後味の違うエピソード

この物語で印象的なことはエピソードを読み終えるごとに色んな感情を味わえることです。

基本は少し心温まる感じで、+αでやる気もらえたり、感動したり、ドキドキしたり微妙に後味の違う終わり方をしてくれます。

ちょっとした恋愛パートもあって「こんなのもあるのかっ」と唐突な展開に驚くこと間違いなしです。

エピソードで区切られるとここまで読んじゃおうと強引に数ページを進めやすいのも魅力的です。

魅力2 登場人物がリアル

冒頭でも伝えたように色んな人の視点でエピソードが展開されていきます。

スポットライトの当たったその人の視点になるため、その人の物事の捉え方や考え方を読者側は読むことになります。

一体作者は何歳なんだと思うほど全ての視点がリアルで、色んな人物に自分にとって身近な人が当てはまる感じが面白いです。

一番好きなシーン

いつの間にか、好きだったことが続けられなくて辞めてしまった。
自分には向いてない、才能がない。そう思って何か諦めてしまった。

こんな経験を多くの人がしていると思います。

そんな人にきっと刺さるシーンは、ツギという人物が夢を諦めようとする人を励ますシーンです。

好きなことを極めて認められるには、それで食べていけるようなプロになるしかない。

そんな思い込みが間違っているということにツギのセリフによって気付かされます。

その後の褒め方、応援の仕方含めていいシーンと感じたので絶対読んでください。

まとめ

今回は『コンビニ兄弟』を紹介しました。

要点はこんな感じです。

  • 大体4時間で読める
  • 後味の違うエピソードの短編集になっている
  • 飽きにくく読みやすい
  • 色んな世代の人物で視点が描かれるがどれもリアル
  • ツギが人を励ますシーンが最高

ここまでご覧いただきありがとうございました。 

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